売電及び地域貢献事業

設置前の課題

急流工に設置する場合の効率の良い装置の研究開発の成果が上がるかどうかが不明だった。しかしながら、模型実験による数百パターンもの羽根形状などの分析による羽根形状(意匠)と、流量変動が有っても安定した出力を維持できる機構(特許)を開発、更に、塵芥装置不要とし、維持管理費も大幅に削減することができた。豪雪地帯であったため、スノージャムの溢水リスクや、塵芥対策に掛かるコストが(設置前に)不安視されたが、特に問題は無く、異物が水車を擦り抜けるため維持管理費が大幅に減少できることが証明された。また、集水型水車だと困難な魚道も確保できる構造になっており、生物多様性にも配慮できる。

設置目的

売電及び、地域貢献事業。

導入メリット

売電収入の一部の地域還元及び、地産地消電力供給体制を整え、地域産業の活性化などにも貢献できる。

概要

設置場所:  新潟県南魚沼市
水車: 開放型周流水車
寸法形状: 直径約3150㎜ 幅約1300m 全高約5000㎜
最大流量: 2.6㎥/s
定格発電量: 11kW  
稼動開始時期: 2022年12月

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